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対遮点爆撃機ゼンガー



この機体について語る際に、まず思い浮かべてもらいたいことがある。
それは「水切り」だ。
石が水面上を跳ねて進む、あの水切り。
で、肝心のゼンガーは、二次大戦前にナチス・ドイツがオーストリア出身のロケット工学者オイゲン・ゼンガーを招いて設計したものである。この機体は発射の際、全長3qのロケット加速式発射台でマッハ1.5まで加速、射出され高度1700mに達した時点で自機のロケットエンジンを点火、大気圏外に出て弾道飛行を続けて「大気の壁」を利用して跳ねながら地球の裏側をめざす。これが前述の「水切り」と同じことなのである。
映画「アポロ13」で地球の大気圏に再突入する際、「突入角度が浅いと大気の壁に弾かれ、二度と戻ってこない」なることを言っていたが、ゼンガーはそれを利用して進むのだ。
こうしてアメリカ上空に到達したゼンガーは、爆弾を投下、最終的に日本軍占領下の太平洋のどこかの島に着陸(日本軍が頑張っているのが前提条件だった)する、という計画(当然ながら計画のみ)だった。
一説に、原子爆弾の搭載を計画していたとも言う。


対遮点爆撃機ゼンガー・性能諸元
全長:28m
全幅:15m
発射重量:100t
搭載能力:0.3t


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